セルフケアに取り組むことでストレスとうまくつき合っていければ、心身の健康を維持・向上させることができ、「状況の改善」「目標の達成」「満足度の向上」「自身の成長」につなげていくことができます。
このように働く上でとても重要なセルフケアですが、残念ながら日本企業においては、研修などで具体的に従業員に教えることは余りなされていません。
このような背景のもと、この度弊社では、働くすべての人々のために「セルフケアカード」を開発しました。
「セルフケアカード」はストレスとうまくつき合い、不要かつ過度なストレスから自分自身を守ることをサポートする(自分自身を大切にする)ためのツールです。誰もが簡単に、ストレスを軽減するための行動を起こしていくことができます。
ストレス社会においては、何よりもまずストレスに対するセルフケアの方法を身に着けてもらうことが、自ら健康でいきいきと働く第一歩になるのではないかと考えます。
ぜひ、皆さんがセルフケアカードを活用した研修ができる『セルフケアファシリテーター』となり、働く人々のメンタルヘルスの維持・向上を支援・促進していっていただきたいと思います。
セルフケアカードとは、効果的にセルフケアを行うための具体的なコーピング(ストレス対処)の手法、およびコーピングの前提となる自己理解において欠かせない感情表現を厳選・体系化して80枚のカードにしたものです。
セルフケアカードの詳細はこちら→
「セルフケアカード」を活用して、セルフケアの習慣を身につけたり、セルフケアのバリエーションを増やしたりすることを目的とした研修実施を含め、従業員のメンタルヘルスの維持・向上を支援・促進することができる人材です。
【講座概要】
セルフケアの概念をもとに、「セルフケアカード」を活用した基本となるワークショップの実施方法を習得し、従業員のメンタルヘルスの維持・向上、習慣化を支援・促進することを学びます。
【目的】
本講座で習得した内容をもとに、企業において基本的なセルフケアのワークショップや研修ができるようになること
【セルフケアファシリテーター養成講座 カリキュラム(5時間30分)】
1.オリエンテーション
2.ストレスとコーピングについての理解
1)職業人のストレス要因
2)ストレスについての基礎知識
3)ストレス反応の顕在化
4)ストレスをマネジメントする方法
5)コーピングとストレスの関係
3.自分のストレス状況を確認する
1)職業性ストレス簡易調査票を用いたセルフチェック
4.セルフケアカードの解説
1)セルフケアカードとは
2)活用のメリット
3)セルフケアカードの体系
4)セルフケアカード項目一覧
5)ストレスレベル別コーピング対応表
6)カードの構成
5.セルフケアカードを使ってみよう
カードワーク1:コーピング力の自己診断ワーク
カードワーク2:自分の感情・気分を理解するワーク
カードワーク3:認知の転換ワーク
6.セルフケアの習慣化に向けて
1)シンプルなセルフケアカードの使い方
2)リラクセーションの実践
7.研修の振り返りとまとめ
8.その他のセルフケアカードワーク体験
カードワーク4:コミュニケーション改善ワーク
カードワーク5:問題解決ワーク
山下 良成(やました りょうせい) <セルフケアカード共同開発者>
公認⼼理師/産業カウンセラー 1967年 兵庫県⻄宮市⽣まれ
兵庫県⽴神⼾商科⼤学(現︓兵庫県⽴⼤学)商経学部卒
健康関連企業の広告宣伝部やセールス・プロモーション会社での企画業務を経て、人材採用コンサルティング会社の新卒採用向けコンテンツの企画・制作業務に従事。その後、メンタル不調者の増加に社会的関⼼が⾼まるのに伴い、キャリアマネジメントコンサルティング(株)においてEAP(従業員支援プログラム)の基礎・実践を学ぶ。現在はEAPカウンセラー/コンサルタントとして、不調者への⼼理支援、⻑期休職者の復帰支援、ハラスメント事案の解決支援などを⾏う。
研修講師としてはメンタルヘルス、職場環境改善、ハラスメント対策、コミュニケーションなど、⼼理・精神的問題から人間関係問題や労務問題までをテーマに扱う。
【オリジナルテキスト】
※オリジナルテキストの一部です。受講を検討される際の参考にして下さい。
【オリジナルワークシート】
※ワークシートの一部です。受講を検討される際の参考にして下さい。
※セルフケアファシリテーターはデライトコンサルティング社の商標登録です