完全雇用の時代が到来しました。完全失業率は2.5%前後。非自発的失業者もゼロに近づいています。今後においても、2025年には約600万人の人手不足が見込まれています。従って今、人材確保と定着を図らなければ、中小企業は人手不足によりビジネスの機会を失い、淘汰されてしまします。また、自社にマッチした人材を定期的に採用しないと技術やノウハウの伝承ができず、会社の体力は弱まり継続できなくなります。
しかしながら、中小企業には採用に関する次の大きな悩みがあります。
1)「知名度が低く、大企業と比べ労働環境が良くないため応募者が少ない」
2)「求める人材の要件を作成することが難しい」
3)「求める人材とのマッチングが難しい」
4)「採用できても定着が難しい(短期離職してしまう)」
持ち味カードを採用に活用すると、これらの悩みを解消することができます。今後、中小企業の最も喫緊の課題である人材の採用・定着を支援することは、社会的にも大変意義のあることです。
持ち味カードを活用した採用は大変ユニークです。応募者の選択したカードや「行動の癖」を観察することで、適性検査や履歴書類などでは分からない、応募者とのマッチング、職務遂行レベル、仕事のスタイルが推測できます。
ぜひ、この新しい採用の手法を学んでいただき、中小企業の継続のために貢献をしていただきたいと考えます。
(一般社団法人 個を活かす組織づくり支援協会 代表理事 近藤圭伸)
【持ち味採用®コンサルタント】
「人の持ち味に焦点をあて、持ち味カードを活用した人材要件づくりと応募者の持ち味カードの選択パターン(行動の癖)から応募者の本質を見抜き、持ち味面接によって入社後の活躍を予測し、組織の期待に応えられる人材獲得を支援するコンサルタント」
【持ち味採用®コンサルタントの役割】
1)採用の重要性を経営者・管理者に伝えること
2)持ち味カードを活用した人材要件の設定を支援すること
3)持ち味カード試験の運営とアセッサーを行うこと
4)持ち味面接の運営と面接官を行うこと
【概要】
本講座では、中小企業における採用の重要性を理解した上で、持ち味採用の8つのステップに沿って、持ち味カードを活用した、「組織が求める人材要件設定」、「持ち味採用試験(持ち味カード試験と持ち味面接試験)」の実施方法を習得します。
【目的】
組織の期待に応えられる人材獲得の支援ができる「持ち味採用®コンサルタント」の養成
【特徴】
持ち味カードを活用して、スピーディに人材要件が作成でき、応募者の選択したカードや「行動の癖」を観察することで、適性検査や履歴書類などでは分からない、応募者とのマッチング、職務遂行レベル、仕事のスタイルが推測できます。
【行動の癖とは】
「カードを振り分けるスピード」 「カードを振り分けるときの迷い方」 「Yes・?・Noへのカードの偏り度合い」 「カードの片づけ方」などの行動(動作)の特性のこと
※カードを分ける行動(動作)は無意識に行っており、職務経歴書、適性検査、筆記試験、面接などでは把握できない応募者本人の本質が把握できます。すなわち、採用後の行動パターンや活躍度が推測できます。
近藤圭伸
デライトコンサルティング株式会社 代表取締役
一般社団法人 個を活かす組織づくり支援協会 代表理事
中小企業診断士、社会保険労務士、承認のプロ®、持ち味ファシリテーター®
青山学院大学経営学部卒。株式会社デンソー勤務の後、監査法人トーマツのコンサルティング部門で人事コンサルタントとして、さまざまな業種・規模にわたるプロジェクトを経験。現在は、中小企業を中心に、複雑化・高度化する採用から退職までの人事労務課題解決を粘り強く支援・解決している。また、『持ち味カード』『承認カード』を活用した、承認コミュニケーターの養成を全国で展開中。
1.オリエンテーション
2.採用が企業の存続を決める!
3.中小企業の採用活動における悩みは?
4.採用活動の悩みは持ち味採用®で解消!
5.持ち味採用®コンサルタントとは
6.持ち味採用®の8ステップ
■組織が求める人材要件設定フェーズ
【Step1】構成メンバーと役割を決める
【Step2】採用パターンを明確にする
【Step3】要件項目を決める
【Step4】人材要件設定をする
人材要件設定 演習
※ケースを題材に、実際に人材要件を作成します
※人材要件は採用の基準になるばかりではなく、
その後の社員教育(OJT、Off·JT)、評価基準、働き方改革の基盤になるものです。
本講座では採用を切り口に人材要件を作成しますが、人事・組織運営に幅広く応用できます。
(1)ケースを読み込みます |
(2)要件項目を設定します |
(3)人材要件を作成します |
(4)人材要件の完成です |
■持ち味採用®試験フェーズ
【Step5】持ち味面接試験の準備をする
【Step6】持ち味カード試験を行う
持ち味カード試験 演習
※実際にアセッサーになり、ケースを題材に観察・評価をします
【Step7】持ち味面接試験を行う
持ち味面接試験 演習
※面接官として模擬ケースを見ながら記録、評価します
※評価結果をもとに評定会議を行います
※持ち味面接演習の後、本番を想定したロールプレイングを実施し、持ち味面接における面接技法を体験します
【Step8】持ち味採用試験合格者の優先順位づけをおこなう
7.持ち味採用®コンサルタントの営業展開について
※持ち味採用®メソッドを活用した持ち味採用及び人材活用顧問契約など